最近、「インフルエンサープログラムのアンバサダーの座を争っています。ぜひ投票に協力してください!」といった内容のDMがインスタグラムで広まっており、アカウント乗っ取り被害が増えています。この手口は友人や知人になりすましたアカウントから送られてくるため、信じてしまいがちです。しかし、これは巧妙な詐欺の一種で、リンクをクリックするとアカウントが乗っ取られる危険性があります。
目次
詐欺の具体的な流れ
- DMが届く
「アンバサダーの座を争っています。投票に協力してください!」というメッセージが、友人や知人からのDMとして届きます。メッセージ内にはリンクがあり、クリックを促されます。 - リンク先での偽ログインページ
リンクをクリックすると、インスタグラムのログインページに似た偽のページに誘導されます。ここでIDやパスワードを入力してしまうと、その情報が詐欺師に渡り、アカウントが乗っ取られます。 - 乗っ取られたアカウントからの拡散
乗っ取られたアカウントはさらに友人やフォロワーに同じ内容のDMを送り、詐欺の被害が拡大します。
乗っ取りを防ぐための対策
- 公式アプリやサイトを使ってログインする
インスタグラムのログインは、必ず公式アプリやサイトから行ってください。DM内のリンクからはログインせず、自分でアプリを開いてアクセスするようにしましょう。 - 二段階認証を設定する
「設定」→「セキュリティ」→「二段階認証」から二段階認証を有効にすることで、不正アクセスを防ぐことができます。特に認証アプリを利用すると、アカウントの安全性が向上します。 - 友人からのメッセージも一度確認する
信頼できる友人からのDMでも、怪しいリンクが含まれている場合は、本人に直接連絡して確認するようにしましょう。
もしアカウントが乗っ取られた場合の対策
- パスワードをすぐに変更
アカウントにアクセスできる場合は、すぐにパスワードを変更しましょう。 - インスタグラムサポートに連絡する
ログインできない場合は、インスタグラムの「ログインに関する問題」からサポートを依頼します。 - 二段階認証の設定を再確認
アカウントを取り戻した後、二段階認証を有効にし、セキュリティを強化しましょう。 - フォロワーに注意喚起を行う
乗っ取られたアカウントから同じ詐欺DMがフォロワーに届いている可能性があります。事情を説明し、怪しいDMには注意するようフォロワーに知らせましょう。 - 他のSNSやメールのパスワードも変更
インスタグラムと同じパスワードを使っている他のアカウントも、念のため変更しておきましょう。
まとめ
「投票に協力してください」というDMでも油断せず、リンクをクリックする際には慎重に行動することが重要です。公式のログイン方法や二段階認証でアカウントをしっかり守り、安全なSNS利用を心がけましょう。
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